あ~またやってしまった。
腹が立って、腹が立って(# ゚Д゚)、
ムカついて、イライラして自分でもどうしようもない。
怒りの感情のままに言葉を発してしまい、
罵倒や批判、相手を否定してしまったり。
カーっと血が上るのを感じて、いらだちを隠せず思わず物に当たってしまったり。
そして少し落ち着いたときに
「あ~なんであんな事言ってしまったんだろう…」
「なんであんなことしてしまったんだろう…」後悔したり、落ち込んだり。
些細な事でも腹が立つ、私は怒りっぽいのか??
ついつい文句を言ってしまう。
後から考えたら、文句を言うほどのことでもなかったのにな…。
なんであの時は冷静に考えられなかったのかなと思ったり…
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怒りを感じる方も、怒りをぶつけられる方も、いい気はしないですよね。
「怒り」の感情と向き合い、うまく表現ができるようになりたいものです。
一言でいうと、自分の気持ちと正直に向き合い、素直に丁寧に相手に伝える。
私は悲しい。私は寂しい。私は悔しい。私は心配している。などなど
怒りの前に、私は【そもそもの感情】でどう思ったのか。
それをきちんと素直に伝える事がポイントです。
衝動的に、「なんでそんな事するのよ!」などと怒ってしまってからでも遅くない!
きちんと、なぜ私が「そんな事するのよ!」と怒ってしまったかを伝える。
ちょっと!何でそんな事するのよ!
そんな事したら危ないじゃない!
怪我でもしたらどうするの?
大けがでもしたら悲しいじゃない。
子育て中のお母さんが、お子さんに対してあることかもしれませんね。
この場合の怒りの奥の【そもそもの感情】は
時間がなかったり、心の余裕が無かったりもあるかと思いますが、
それよりなにより、お子さんの安全であったり、お子さんの身体の健康など
お子さんの事を心配しての怒りです。
一番初めの「ちょっと!何でそんな事するのよ!」
だけで終わってしまうと、
なぜ怒られたのか具体的に判りにくいですね。
怒っている人の本当の感情も見えません。
きちんと素直に伝えれば、相手への伝わり方、相手の受け止め方も変わります。
では、怒りが現れるのはなぜなのでしょう?
そして【そもそもの感情】とは一体何なのでしょうか?
怒りを掘り下げてみると、さまざまな感情があることに気が付きます。
不安、悲しい、苦しい、残念、寂しい、悔しい、つらい、自己肯定感の否定、プライドを傷つけられた、羨み、妬み、嫉み、自己防衛、こうあるべきなど思い込み、自分を否定されたような感じ、思っていたことと違う、そんなはずではないと思う、自分のテリトリーを侵される、奪われるなど、相手から決めつけられる自分の在り方、自分をコントロールされそうになること などなど
これもまた自然な事です。
その怒りをどう表現するかが大切です。
感情に任せて怒ってしまっても、本当の自分の気持ちを相手に伝える事は難しいです。
怒られている相手も、怒られている時点で臨戦態勢モードに入ってしまう事が多く、
お互い冷静には考えられない時間を過ごすことになるからです。
会う約束をしていたAさんとBさん。
Aさんは約束の5分前に到着。約束の時間を過ぎても、Bさんは来ません。
結局、約束の日時にBさんは来ませんでした。
Bさんは急な仕事でその場を抜けられず、すぐに連絡もできなかったため、約束を破ってしまう事になったのですが、
少し時間が出来た所で、事情を説明し謝ろうと連絡をしたところ、
「なんで?約束してたのに!もう信じられない!」と激怒されてしまった。
このような時、怒りを感じるとすれば、「怒り」の裏に潜む【そもそもの感情】はどんな事でしょう。
・自分を大切に扱ってもらっていないように感じる
・裏切られたように感じるので悲しい
・寂しい、悔しいなどからくる「怒り」
・何かあったのかな?大丈夫かな?と心配で仕方なかった 心配・不安からくる「怒り」
これは、AさんはBさんの事を大切に思っているからであって、
「約束が破られた」という出来事に対して怒りを感じているのではなく、
Aさんは(Bさんの事を大切に思っているので)、
約束が破られた事が(出来事が)、悲しかった/心配した
これが『怒り』となって表に出てくる。
ここで重要なのは、 Bさんの事を大切に思っているので という所と、
悲しかった/心配した という事。
これをいかに素直に伝えられるかで、
相手への伝わり方、相手の受け取り方は変わってくる。
ここで単に「私は怒っている」と怒りだけを出してしまうと、
ケース② 約束を破ってしまったBさん につながる事になる。
この時、Bさんは自分が悪い事はわかっているが、そんな言い方しなくても…と
自分が悪いのだが、Aさんの表現に逆に「怒り」の感情が芽生える。
この時の【そもそもの感情】とはどんな事だろう。
・こっちの事情も判って欲しい。
・自身を攻撃されているように感じ、自身のプライドも傷つけられたように感じる。
約束を破ってしまう事情(出来事)があって、申し訳ないと謝るつもりが、すごい剣幕で怒られ、大切な人に事情や気持ちを分かってもらえない悲しさ、自身を攻撃されるような、プライドを傷つけられるような恐怖や自己防衛
これらから『怒り』となって表に出てくる。
疲労、睡眠不足、体調不良、
寒い・暑い 狭い、
うるさいなどの環境の問題や
ストレス過多、空腹、時間がないなど
焦りや心配事があるなど
心に余裕がないような状態では「怒り」を引き起こしやすくなります。
素直に「あなたを大切に思っているからこそ、約束が守られなかった事が、
あなたが私を大切には思っていないのではないかと思い、悲しかった。
または何かあったのでははないか と考え心配で仕方なかった。
と伝えることができたら、
そして相手の意見(理由)や状況も冷静に聞く事ができたら、
今よりも良い関係を築いていく事ができるのではないでしょうか。
少なくとも、「怒り」に振り回されることはなくなり、気分を害することはも無くなると思います。
イラっとしたら、深呼吸。6秒ルール・タッピング・気分転換のストレッチなど、
自分にあった思考の整え方やルーティーンを身に着けていきたいですね。
こちらは 介護従事者向けの記事ですが、タイプ診断はすべての人に当てはまります。
ご覧頂き、有り難うございましたm(_ _)m
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